シネ☆MAD3rdを楽しむ(4)『春香歌姫綺譚』

シネ☆MAD3rd公開からそろそろ1月過ぎようという時期ですが、『春香歌姫綺譚』について感想なぞ。
(書き方色々迷ってたらこんなに経ってました。)

・ わかむらP 白梅P 優等生

ゲーム「大神」をベースにした作品。元ゲームをやっていないため判断はできないですが、内容はストーリーをほぼ踏襲しているんでしょうか。
これを見て思ったのが、劇場映画に近いシネ☆MADというくくりではなく、長編ストーリーにすべき題材なんだろうなということ。
おそらく、ゲームのエンディングまで盛り込みたかったんでしょうが、50分という時間は流石に端折るところが多くなりすぎました。
長編小説を映画にした場合も1エピソードでまとめる方が多いですしね。

場面場面にいいところがあるだけに、ダイジェスト風な作り方が置いてきぼりな感じを強くしてしまうところがやはりもったいないなあという感想が先に来ます。
題材的な難しさですね。

キャラクターたちは、かわいい絵柄で表現されており、太めの輪郭がゲームの映像との違和感を減らしています。

全員がラフタイムスクールを着ているのは、歌うシーンと合わせるためでしょうか。765プロのユニフォームのようにも見えてきます。

歌うシーンもすごいんですけど、サラッと流れてしまうのが勿体ないですねえ。もうちょっとじっくり見たい。
このキャラクターで1曲分ダンスをつけたところを見てみたいですね。作るのは大変なんですけど。

架空戦記よりなシネMAD作品はほぼこれだけ(あとはTwilight Stageかな?)ですし、逆に独自色が強くなった点が不思議な感じです。
ノベル系とはまた違った楽しみ方になりました。